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奄美ホライゾン日記blog


奄美大島の自然文化、人々情報
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そろそろ師走

挨拶代わりに、もうすぐ師走というようになりました。月日の過ぎるのは
早いですね。恐ろしいほどです。奄美でも結構朝夕に冷えてきたので、
早めに着込むようになりました。
 仕事はめまぐるしいほど、いろいろやることがあり、それが今の私を
支えてくれているのかもしれません。忙しくしていることが、生きている
ことの実感につながるようです。


●ガラス目を光らせてただ立ちつくす公民館の小さき喜界馬(NHK短歌 3席入選)

 (日本の在来馬として、かつては軍馬、農耕馬に活用された喜界馬ですが、今では絶滅してしまいました。わずかにトカラ列島の中之島などにトカラ馬として存在している程度です。喜界馬は喜界島から宝島を経て、中之島に行きましたが、戦後奄美が8年間アメリカ軍政府下にあるとき、トカラ列島は1年早く日本へ復帰しました。そのとき、調査団が見つけた馬がトカラ列島にいたのでトカラ馬と命名されたのです。喜界島はまだ日本ではなかったため、喜界馬とは命名されなかったというのが、寂しいですね。が、もとは喜界馬と呼ばれていた馬。やがて農耕に機械が活躍することとなり、喜界島でも喜界馬は消えて行きました。今では、ガラスの目を入れ込まれた似ても似つかないような剥製の馬が、公民館に立ち続けています。)
 
 
●捨てられて幾世を積もり来りしか発掘現場の夜光貝たち  
                  浜田ゆり子(11/26南日歌壇 永田和宏選)
(奄美大島にはヤコウガイが発掘される貝塚遺跡が多くあります。以前、取材でそうした発掘現場を見たことがありました。夜光貝は奄美以南でしか採取されない大型の巻貝です。古代、島々の海辺では夜光貝を採取し、煮たり焼いたりして食していたのでしょう。また、これらを磨いて美しい貝細工(貝サジ)にすることをしていたようです。それをヤマトの国の人々と交易をしていたというのですから驚きです。発掘現場では、貝サジを取り出した残りが出てきたり、失敗作なども出てきたようです。夜光貝は螺鈿細工に古くから利用されていたようですから、中尊寺の金色堂にも、もしかしたら奄美の夜光貝が使われたのかもしれません。想像は膨らむばかりですが、貝塚には何世紀にも渡って、夜光貝の貝殻が捨てられていたということです。)
 

# by amami-horizon | 2020-11-29 19:22 | 短歌

アマン

アマンという言葉は、奄美の方言でオカヤドカリのことだそうです。母音がやさしいこのヤドカリは、天然記念物。紫色のものが印象的ですが、梅雨明け直前の蒸し暑く風がない夜に、産卵のため、丘から海へ移動してくるのです。もともとは、海の生物だったようで、産卵のときだけ、故郷の海に子を放つのでしょう。奄美では、昔は魚釣りの餌になっっていたようですが、小笠原のほうで少なくなったことから、天然記念物となり、持ち出し禁止となっでいます。
以前、共同通信の記者だったころ、徳之島の金見崎でこの一斉産卵風景を取材したことがあります。恐ろしいほどのアマンたちが、浜を目指してグァシャグァシャ殻の音を響かせていて、足の踏み場もないほどでした。
そのときの様子を歌ってみました。


 ●ワシヤワシヤと闇夜の浜を覆ひくる陸宿借(アマン)の足音十万匹の
                      浜田ゆり子
                   (9/10南日歌壇 永田和宏選)

先日、歌友がなくなりました。まだ彼女への歌がきちんと歌えておりませんが、少しずつ仲間や肉親がいなくなっていくのだなあと思います。何かで読んだのですが、「家族や知人の死を超えて歌境が深まる。死は人の輪郭を確かなものにするのだ」となりました。限りあるいのちというものが、実感させられる日々です。

● おもかげといふ名の羊羹配られて葉月の歌会に亡き友もをり
                     浜田ゆり子
               (9/10南日歌壇  小島ゆかり選3席)
(評/上句の場面から、下句の感慨へ。一首全体に亡き友への愛惜、その寂しさを共有する歌仲間へのやさしい気持ちが通っている、)

 虎屋の羊羹に「おもかげ」という羊羹があります。かつて、亡くなったお母様のお礼ということで、短歌会の席に娘さんが持って見えたことがあり、そのときを思い出しながら、変化させてみました。歌の先輩に「おもかげと亡き友が付きすぎ」といわれましたが、そういえばそうですね。全部歌ってしまっては、いけないのですね。

# by amami-horizon | 2020-09-13 11:32 | 短歌

いびき

●舟を漕ぐ音にもにたる君の鼾ひと漕ぎすればまた波の上
                  浜田ゆり子

(南日歌壇高野公彦選/いびきの音を「舟を漕ぐ音(櫓の音)』に譬えたのが面白く、ユーモラス。「君」を憎からず思っていることが一首から伝わってくる。)

 この評を読んで、笑ってしまいました。憎からずか???!

# by amami-horizon | 2020-09-03 18:27 | 短歌

お盆を過ぎて台風怖い

昨日は盆の送り。台風9号が思ったよりそれてくれたので、久しぶりにワンフネを作り、夫の実家に持参しました。大鍋で、鶏ガラとたっぷりのきびなごで出汁をとった特製のワンフネ。いっぱい作りすぎて、結局持ち帰ることに。でも、全然平気〜だって、ワンフネは私の大好物。何日かかっても全然あきません。

 ところで、恐ろしい強さの台風が近づいているようです。明日は、夕方打ち合わせを入れていたのですが、この分だとしばらく延期になりそうです。仕方ないですね。それにしても、過去最大級という今度の台風10号。以前、共同通信社の記者をしていたころ、台風が来るたびに、島の海岸などを撮影して周り、車が飛ばされそうになるなど非常に怖い思いをしましたが、それよりももっと恐ろしいことになりそうです。
 郵便物はずっと島から出られず、また届かないまま。食料品は昨日、また買い込みましたので、心配はしていないのですが、なんと言ってもPCやカメラ機材、電気水道などが心配。我が家は4階(5階?)建てのコンクリートなので、台風や浸水には強いとは思いますが、窓が割れてきたら、ひとたまりもありません。太くんは、朝から保険のことや、養生テープ、プラスチックの段ボール(こんなのがあるのですね!)などを買いに行き、戦々恐々としております。島々の被災がなるべく少ないことを祈るばかりです。

# by amami-horizon | 2020-09-03 18:10 | ひとりごと

思うこと

先月、弟が亡くなりました。小さいときから、とても優しい子で、思いだすことが多い日々です。朝方、突然に電話が鳴ったときには、ほとんど意識不明だったそうですが、マンゴーを持って行くから待っててねという私の呼びかけに、「おう」とつぶやいたとか。それが最後の言葉だったということです。かなり、痩せてきていて、癌でした。こうした日が来なければいいと思いつつ、手術もできないステージだったのですが、ほとんど弱音は吐かず、死ぬとは思っていなかったようでした。世界中を旅行していたようで、ちょっと早めにひとりであの世で旅立ってしまいました。

力がぬけて、やる気が起こらなかったのですが、少しずつ今、元気が出てきたところ。みんな、行く道だけど、もう少し頑張ろ〜って。


●大潮の浅瀬に寄りくる水雲(もずく)あり掬ひあぐればみどり児のごと
          浜田ゆり子(NHK短歌 8月号寺井龍哉選 佳作)
 ※サンガチサンチの日にカケロマ島にて

●待ちつづけ蛇口となりたる龍たちは水放ちくる神社のゆふぐれ
          浜田ゆり子(南日本新聞 小島ゆかり選佳作)
 ※近所にある高千穂神社に電動式の蛇口が設置されたのに驚いて

●分けいればひたすら駆け行くシシたちの息づかいあり 獣道をゆく
          浜田ゆり子 (心の花6月メール題詠 安部修修選)

●あさひさす戸棚の裏より聞こえくる守宮の鳴き声今日も元気だ
        浜田ゆり子(『心の花』7月メール題詠 大谷ゆかり選)
※我が家を守っているかのような守宮(ヤモリ)。

●荒波をさわさわ鎮め玉石はダチョウの卵のように光れり
        浜田ゆり子(心の花8月メール題詠 駒田晶子選)

●ゆんゆんと乳吸ふごとしアコウの根の雨を吸ふ音 夢のなかに聞く
        はまだもも(かりんネット歌会)




# by amami-horizon | 2020-08-13 19:09 | 短歌

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