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南日歌壇 2席2首 31.2/28

●雪原にサルルンカムイの鳴き合ひて薄雲のやうな息を吐きたり 浜田ゆり子

(小島ゆかり評/サルルンカムイとは、アイヌ語で湿原の神。そしてタンチョウヅルをこう呼ぶという。その神秘的な呼び名を生かした、美しい一首)2席

「雪」を題詠に短歌をつくらなくてはならなかったのですが、奄美では雪はほとんど降らないので、ぼーっといろいろ考えながら、パソコンを見ていたら広告の写真に、鳴き合う鶴の姿が飛び込んできました。二羽が求愛の仕草か鳴きあっているようで、その口から白い薄雲のような息が見えたのです。生きていることの証拠である息。それにまず感動しました。鶴にも呼吸があるのが、当たり前なのかもしれませんが、驚いた。そして、この鶴の名前がアイヌ語でサルルンカムイであることに、魅せられました。神秘的な名前ですね。まさに湿原の神だと、なんどもなんども見ていました。

●粉雪も淡雪も降らぬ南島の床の間に光る雪松の白

(高野公彦評/白い綿を載せた飾り松を床の間に飾る。南島ならではの旧正月の珍しい風習を詠む。あまり雪を見たことがない人には、その白が目にしむ)2席

以前、ばしゃやま村というところで、旧正月の行事を見たことがあります。かつて、奄美では家々で豚を飼っていて、それを年末に屠殺し、年越しのご馳走を作ったのでした。かつての正月は今の2月頃ですね。
豚は今では家では屠殺はできませんが、この時は屠殺してもらった豚一頭分を、まるごと持ってきて、肉やら骨やら血までをすべて使って様々な料理をつくるところを、取材させてもらいました。
ちょっとショッキングな料理ではありましたが、貴重な体験でありました。
 床の間には、松の上に雪が載っていたので、聞いたところ、南島の風習だそうで、綿を載せたものでした。その白さが、目にのこっていたので、この歌を詠んでみました。さすが、高野先生の読みは素晴らしいですね。


# by amami-horizon | 2019-03-05 19:31 | 短歌

NHK短歌 3月号 佳作秀歌

海風に赤土あまく香る朝 春一番とジャガイモ起こす
               浜田ゆり子

徳之島のジャガイモは、「春一番」といいます。赤土で育ったジャガイモで、
全国的にかなり早い出荷で、とても美味しい特産品。沖永良部島のジャガイモは
「春のささやき」。実はこちらのほうが、先に鹿児島県のお墨付きをもらったのですが、
やはりネーミングがよかったかな〜。「春一番」はとてもいいネーミングでした。
どちらも取材に行ったことがあります。赤土は、ほかほかとやわらかい土で、なかからごろごろ
美味しそうなジャガイモが出てくるのですね〜。
南島の暖かい風のなかで、美味しそうなジャガイモを掘り起こしているのは、
見ていても楽しいし、とにかく美味なのであります〜
さわやかな春一番の風を感じながら、「春一番」を掘り起こす楽しさ(笑)を歌いました。

選者は、松村由利子さん。大手新聞社の記者だった歌人です。こんな素朴な歌を
選んでくれて、ありがとうございました〜

# by amami-horizon | 2019-02-26 19:52 | 短歌

角川「短歌」佳作 2月号

青々と海かぜ空にさやぐやうに螢ガラスを耳朶にゆらす
                浜田ゆり子

イヤリングが好きで、いろいろ買うのですが、沖縄空港で見たホタルガラスが美しくて、すぐ購入しました。
名前も素敵ですし、その色が藍色とブルーを織り交ぜたような色が、とても気に入りました。さっそくつけてみると
揺れるイヤリングは、海風がさわさわと音を立てているようでした。

角川「短歌」2月号に大井学選で佳作。

# by amami-horizon | 2019-02-02 11:18 | 短歌

ぬぼーと浮かぶのです

●うち捨てて忘れたはずの悪事らがぬぼうと浮かぶ白昼の路地

結社のインターネット歌会で出した歌ですが、角川歌壇(501回でした)に掲載された歌。まあ、若いときの記憶が、ときどき浮かぶののですね〜。思い出したくないのに、「ぬぼ〜」っと浮かぶ。そんなこと、みなさん、ありませんか?

# by amami-horizon | 2019-01-22 18:08 | 短歌

NHK全国短歌大会 

昨年送った短歌が一首だけ、掲載されて本になってきました。

●大島史洋選(自由詠/佳作)
仕事終へ夜となりたる山道を滴るやうに天の川の降る
                  浜田 ゆり子

何年か前のこと。瀬戸内町加計呂麻島で郷土芸能(おそらく勝能のとら踊りだったかも)の撮影を終えて(私は夫の付き添い)古仁屋港に戻ってきたのですが、すでにもう薄暗くなっていて、そこから名瀬に帰ろうというときでした。

夫が車を運転していたので、暇な私は助手席から夜空をふと見上げたのです。すると、なんということでしょう。星が夜空いっぱいに浮かんでいるではありませんか?

 すごいすごい!という私の声に、太くんは行き先を変え、海沿いの集落に向かったのです。そこは、まるで天の川が滴るように私たちに降っていました。星明かりしかない静寂のなか、魚がパシャっと飛び上がったような音もします。なんという贅沢!

# by amami-horizon | 2019-01-22 17:38 | 短歌

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